
一般的な植毛
FUE法
移植株採取方法の一つで、直接1毛穴ごとにくりぬき採取する方法です。
原理は先端が尖ったパンチニードルという機材を使い、
人力でくりぬくマニュアルパンチ法
モーターで回転させてくりぬくモーター付きFUE法
ロボットがこれを行うロボットサポートFUE法
の3つがありますが、現在はモーター付きFUEが主流です。
採取するパンチにはいくつかの種類があり、初期においては先端が鋭利に尖ったシャープパンチと、先端が鈍なブルントパンチの2つがメインでし た。理論的には鋭利であればあるほど皮膚切開は容易だが、毛根も切断してしまう可能性があがります。皮膚が柔らかい西洋人にはシャープパンチ が、アジア人や黒人にはブルントパンチが適応と考えられていましたが、実際の現場ではシャープパンチが主流となりました。
その後で毛根切断を行わないように工夫したハイブリッドパンチや、 のこぎり状の serrated パンチが開発されました。
FUEの一番のメリットは丸いパンチで採取するため、線状のキズが出来ないことで、その他にも切開をしないため、縫合もせず抜糸も必要ないところです。新しく植える毛穴がホー ルスリットや、大きめのスリットなどの場合、株分けも不要な場合があります。それと術者 が外科的な手技に慣れていなくても、気軽にはじめられるということもメリットです。
デメリットは、技術の習熟に時間がかかるということです。パンチでくりぬくという動作自体は簡単ですが、毛根切断を起こさないように確実に採取するということは別のことになります。そのため安定した毛根採取率を得られるようになるために、修練と一定の時間がかかります。又無秩序に採取を行うと過剰採取した後頭部の頭皮が透けて見えることもあり、 一度これを作ってしまうと修正は困難となります。
長井式植毛の症例写真をご覧ください。
長井式植毛の症例写真を
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FUT法
FUTはFollicular Unit Transplantation,この元々の意味は毛包単位移植となり、植毛手術全般を指します。1990年頃から行われてきた伝統的な方法です。 しかし実際はドナー部皮膚を一部切りとり採取するFUSSのことをFUTと表記されている場合が多く見られます。
ここでは混乱を避けるために、あえてFUT(FUSS)と表現します。
FUT(FUSS)法は、ドナー毛を後頭部の皮膚ごと採取する方法です。一般的に「切る手術」と言われていますが、切った部位は縫合を行い、通常2週間後に抜糸を行います。FUTのメリットは、ある程度の長さの髪の毛 が周囲に生えていれば、ドナー採取部位はその髪の毛で隠れます。そのため術後から採取部が目立つことはないといえます。
メリットはこの毛技に慣れていれば、比較的簡単に一定のグラフト数を採取できることと、後頭部の可動性がある程度あれば生涯において3回、4回でも繰り返して採取ができることです。
デメリットは後頭部に線状の傷が出来てしまう可能性があることです。特に有毛部に傷ができた場合、毛が生えていないだけでなくその傷の部位は瘢痕といって、白く光る感じになり、正常有毛部皮膚とは見た目のコントラストができてしまうことです。そのためある程度短い髪型にしたい場合にも制限ができてしまうことがあります。
それから皮膚の下の毛の向きには多くのバリエーションがあり、ある一定以上の割合で毛根切断が起きることです。 その他には後頭部皮膚のツッパリ感が起きる場合もあります。約 1.2cm から 1.5cm 程の幅 (高さ) で皮膚を採取した後を引き寄せながら縫い合わせるわけですから、その感覚は起こりえます。
しかしこれは時間と共に薄れていくので、そこまで心配はいらないと思われます。
うす毛にお悩みの方、是非カウンセリングにお越し下さい。
あなたのうす毛に適した治療方法をご提案いたします。
スタッフ一同お待ちしております。
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